手汗で困る日常生活のあれこれ

手汗というのは風邪などの病気と異なり身体的なダメージは少ないものですが、一方で精神的なダメージはなかなかに大きなものですよね。私も一時期手汗に悩まされていたことがあり、そのときには色々と困ったことが起きたものです。

 

まず一番多かったのは買い物をしている時で、コンビニや100円ショップなどでは沢山買い物をしないということもあって手に直接商品を持って移動していました。しかしその時にじわじわと手に汗をかいてきているのを感じてしまうのです。ビニールなどに入っていれば多少汗で濡れてしまっても商品自体に問題はないですが、それを触った店員さんが嫌な思いをしたら恥ずかしいですし申し訳ないです。
更に瞬間接着剤などの紙の台紙を使用しているものなどはじんわりと汗を吸ってしまっていることもあり、触れる面積を減らすために商品を吊るす穴のところを指二本で挟んでそれとなく乾かしたり、手で持っていませんでしたよとアピールするようにかごにいれて会計に持っていくといったことも珍しくありませんでした。本屋さんなどはかごがないため、なるべく目当ての本を手に取ったらすぐにレジに持っていくようにしていました。

 

商品を購入する以外にも電車で吊革を握っているとじわりと汗が出てきてしまい、それとなく持つところを変えるなどしていました。次にその吊革が使われる前に乾いていれば良いと切に願ったことを思い出します。

 

普段あまり汗をかかないほうなので、なぜこんなに手だけ出てしまうのか悩みました。原因がわからなければ対策もしづらいということで調べてみると意外なことがわかったのです。
まず手汗には一般的な汗と同じように体の熱を逃がすための温熱性発汗と、緊張したり興奮したりして交感神経が刺激された時に出てしまう精神性発汗の二種類があるそうです。精神性発汗という言葉は知りませんでしたが、たしかに冷や汗などをかく際には体が熱くなったりということはないですから、それを想像するとわかりやすいですね。
この精神性発汗というのは緊張しているときだけでなく、手汗をかいているということを気にしすぎていると悪化してしまうそうなのです。更に寝不足やストレスなどを抱えている際にも出やすくなるということで私の状況に合致したのでした。

 

そこでまずとった対策はストレスと睡眠不足の解消です。悩まされていたときは不規則な生活を送っていた自覚があったので極力規則正しい生活を出来るように努力をしました。しかしそれだけでは完璧な解決には至りませんでした。
個人的には一番効果的だったのは汗について考えないことです。ちょっと出ているなと思っても自然なことだと思うようにし、なるべく別のことに意識を集中させるのです。電車に乗っているときならば外の看板を手当たり次第読んでみたり、あまり良くないことですがスマートフォンをいじってみたりといった些細な事です。お店で買い物をするときは人見知りなのでレジが苦手なのですが、苦手と感じる前に足を運ぶようにして緊張しない状況を作る努力をしました。いつでも拭けるという安心感を持つために吸水性の高いガーゼハンカチを常に持っておくことも有効です。
これだけでもかなり悩まされることは減り、それによって手汗の量も減少した気がします。大切なのは考えすぎないこと、安心感を持つことだなと実感した体験でした。